top    *news    *blog    *profile    *gallery    *mail    :-)   

*『はじめて手でつくる本』 ヨンネ著 エクスナレッジ刊 発売中

*本の修理と手製本のお問い合せについて

*募集中の手製本講座やワークショップはこちら

     

CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
CATEGORIES
news
gallery
古本と手製本の本棚
▲ ▼ ▲ ▼ ▲ ▼ ▲ 

△ ▽ △ ▽ △ ▽ △ 
ARCHIVES
本の修理 絵本3冊




本の修理をしました
絵本3冊です

 

 


今回の修理内容は
うまく説明できれば・・なのですが、ごめんなさい

少しわかりづらいかもしれません



 

 

 

 

『まりとけんのかくれんぼ』
『しずくとりんご』『おつかい』

下の2冊については、定番!という感じで
読んだことがある方も多いと思います

今出ているのは、ハードカバーかと思われますが

古い版だったので、ソフトカバーです

 

・・これをソフトカバーというのか?

はっきり分かりません・・

厚紙なんだけど、中身と同じサイズのカバー
 

 

 

 


そして、本文は、2折の構造です


 

 


綴じ糸の上下が切れていて、
このままだとページが外れることになりそう





というわけで、綴じ直し
まず、糸を切って2折ばらします





綴じました

1折の場合には、一折中綴じで綴じ直し
2折りの場合は、折丁の多い時のスタートと同じにするか
レザークラフトの縫い方でも丈夫に綴じ直すことができます
今回は、見返しが表紙に着いているままの状態なので
前者だと綴じにくく、後者の綴じ方で綴じました





2折をばらしているので、背が少し浮いています
棒にボンドをつけて背の空きに差し込み、固定しました
これで、完成です

 

 



・・・・
そして、『まりとけんのかくれんぼ』

 

はじめて出会った絵本でしたが、
イラストもかわいく、楽しいしかけ絵本でした

しかけ絵本なので、ちびっ子も、たくさん読みますよね
ガンガンとページをめくって、しかけで遊んで・・
ということで、
折丁の背は真っ二つ、切れて外れてしまっていました

この絵本も2折の構造で
この写真の右ページは、きき見返しでもあるわけです
上で紹介した2冊は折丁の背はつながっていましたが

この絵本では切れているので

見返しを外して背をつなげるか、どうするか・・
・・貼りついたまま、直すことにしました





真っ二つになった折丁を和紙でつなぎます
きき見返しは、表紙からすべて外さないで
和紙でつなげる部分だけ外しました






綴じ糸は外れかかっているので
和紙で補修した折丁を、綴じ直し






綴じ直したところ・・

といっても、見えないですね・・

こんな感じです

 

 

 






たくさんあるしかけの中でも、一番よく遊んだのか
この部分は、他のしかけ部分に比べて折れがひどく
紙が弱くなっていたため
ページから外して表と裏を和紙で挟み補強
改めて、貼りつけました










そんなこんなで、3冊、完了です


ご依頼、ありがとうございました!

 

 

 





今までの手製本のご依頼→
本の修理のご依頼→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

お問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com





 

| 本の修理あれこれ | 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 歯学書




本の修理をしました



まったくの門外漢である、歯学書です

『ザ・メタルセラミックス カラーアトラス 』
山本眞著   1982年 Quintessencebooks






背が外れて、テープで留めてありました
本文も、折丁の糸が切れて、バラバラと


 

 



すっごく読み込んだのだろうなあ!という状態

歯科医、歯科技工士さん必読の書みたいです・・





ご依頼内容としては
本として、きちんと開くことができるように
また、表紙はきれいに改装したい
ということでした


全526ページ!(33折)
写真満載の本なので、本文用紙もツヤのあるしっかりした紙
綴じ糸は緩んでいるので、とにかく、すべての糸を外します





糸を外したら、背についたノリなど汚れを取り除きます





背を和紙で補修します

本文に、数箇所小さな破れもあったので
そこも和紙でつなぎました




中身保護のためギャルドグランシュもつけ

そこに見返しを貼って、全35折
本かがりで綴じ直しました






丸背にします

このあと、寒冷紗、花布、クータをつけます






表紙は、紺色のクロス装というご希望でしたので
こちらで完成!




なかなかの重さとボリューム







この厚みがあればこその丸背ですし、クータもつけて丈夫に



 

 

 

 

ご依頼、ありがとうございました!











今までの手製本のご依頼→
本の修理のご依頼→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

お問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com




 

| 本の修理あれこれ | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の改装 クレーの画集



本の改装をしました
クレーの画集です



そう、修理ではなく、改装のご依頼でした

図書館の、除籍本です
壊れている箇所はないのですが
蔵書シール、請求記号などが貼ってあるわけです
あと、表紙が使い古した感じ



少し開きが危ないかなぁ
でも、糸は切れていません



ご依頼内容は
表紙を新しくして、きれいにしたい!
とのこと





というわけで
表紙をリメイクするため
表紙と中身を分けます


で、分けてわかったこと

中身の背にそのままクータをつけ
表紙と合わせてしまおうと思っていたのですが
背固めのノリが外れそう(すでに剥がれている箇所有)




そうすると
もとのノリに新しいノリを重ね合わせるのはよくないため
もとのノリをすべて取り外すことに





ノリについていた糸が切れるため
もう一度、綴じ直し





支持体のある綴じの方が丈夫ですが
厚みが変わる可能性もあるため
一本針かがりで綴じ直しました

新しいノリで背固め





そして、
ご依頼主さんに選んで頂いた
リネンのクロス、ベージュの見返し、花布をつけ
完成!







開きに問題なし







ご依頼、ありがとうございました
綴じ直しをしたので、カテゴリーは本の修理にしました






今までの手製本のご依頼→
本の修理のご依頼→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

お問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com






 

| 本の修理あれこれ | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 ディズニー絵本




本の修理をしました
ディズニーの絵本です




真っ赤な表紙に、金のミッキー






背表紙が剥がれてなくなっており
テープでがっちりと留めてあります・・

(最初はヨコに何カ所か留めて
さらにタテ長に上からテープを被せたようです)





そして、見返しもテープがびっちりと・・




いやあ、表側も裏側もテープ、黄色く変色しちゃってます





それに伴い、最初と最後の折丁は、外れかかっています





この本の扉には
ご依頼主さんが幼い頃に
プレゼントでいただいたことがわかる
英語の書き込みがありました

思い出のある大切な本
きれいに直したいです







・・・・・・
さて、まずは
表紙と中身を分けます

これは、いつものように
見返しと中身の部分を取ることで
中身と表紙を分けたわけではありません




なぜかというと、見返し部分が問題でした
通常、本文と見返しの紙は、別もので
本文に見返しがついている(左)状態です

絵本は見返しに絵があることが多く
見返しも中身と一緒に印刷し、そのまま一緒に綴じるためか
右のような構造のものが多いです
そのため、見返しの部分から中身と表紙を分けることができません

で、その見返しのノド部分は切れてしまっていて
テープがびっちりと着いている・・
というわけで
変色したテープ剥がすことに

テープはがしを使うと
紙が傷んだり、染みができたり
ものによってはインクが取れたりもしますが
なんとかベストなものを選んで
多少の絵の損傷はあったものの、剥がすことができました



そして、テープで内側からではなく
和紙で外側から、
見返しと一緒になっている折丁の背を
和紙で補修しつなげました

補修した見返しのある折丁は隣の折丁に
糸で綴じつけ、中身が完成
背はないので、この段階で背表紙はありません

完成した中身に寒冷紗、クータをつけます


背表紙は、新しくつくりました
ドイツ装仕立てのほうが、もとの表紙面積が広くなるのでいいのですが
表紙にかかっていたテープを剥がしたところ
ノリ染みが残ってしまっていたため、継ぎ表紙仕立てを選択






完成です




見返しの部分







綴じ直した折丁のノド




難なく、開くことができます◎







今回の修理は説明が多くなってしまいました
わかりづらくて、すみません



ご依頼、ありがとうございました







今までの手製本のご依頼→
本の修理→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com


 

| 本の修理あれこれ | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 広告年鑑

 

 


本の修理をしました
洋書の広告年鑑です



タイポグラフィーがかっこいい1冊

一見、壊れていないように見えますが



ミゾが切れています





糸が切れて、折丁も少しづつ分裂しかけています








本をおそるおそる開かなくてもすむように
きれいに見開くことができるように・・・
というご依頼




・・・
すべての折丁がばらけているわけではないので
外れているところのみを綴じ直そうという計画で
中身と表紙を外しました

ですが、なかなか重量のある本文
一部分だけ綴じ直しても、他の部分に偏った負荷がかかりそう・・


ということで、すべてのページを折丁に解体し
背の補修、麻紐を支持体にした本かがりで綴じ直しました
(ノリが固くて背の掃除がいつも以上に大変だった・・!)






表紙はドイツ装仕立てにして、完成










ご依頼、ありがとうございました







今までの手製本のご依頼→
本の修理→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com





 

 

 

| 本の修理あれこれ | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 孤島の鬼

 

 

 

本の修理と改装をしました
古書価を知ると
びっくり!な本です・・  

 

 

『孤島の鬼』改造社 

これが受け取った時の状態
 

 

背表紙もかろうじて・・





裏表紙

ソフトカバーの本なので、表紙はもう取れてしまっており
クラフト紙で継いで補修した形跡がありました




本文は、糸綴じですが
外れたところは糊でべったり繋いでありました


 

 

ご依頼内容は
このままの状態を保つ
というのではなく、
本として読めるように糸綴じし直し
ハードカバーに改装する
というもの

 

 

 


・・・・・

折丁を解体

 

 

糊で繋がれたところは、糊を取りながら
ゴミも多くてドライクリーニングなど・・

折丁に分け掃除したら、和紙で背の補修
表紙と裏表紙には和紙の足で継いで折丁化

 

ギャルドブランシュで本文保護
見返しを新しくして、綴じ直しました

 



装丁は、ご依頼主さんの希望で
見返しは紺、表紙は黒、スピンと花布は赤
函もつける、ということで

 

 





できあがりは、こちら

 





本かがりなので、開きはバッチリかと

 

 

 


もとの表紙は、扉の位置に
裏表紙は、奥付のあとに綴じてあります



貴重な本を改装してしまっていいのかな?
と思ったのですが
この方が長持ちするので
そういう意味ではよいかと思います

 



ご依頼、ありがとうございました

 

・・・

(ちなみに、この本は、西荻窪の盛林堂さんからのご依頼です
販売するようなのですが、古書価よりもお安いらしい・・!)

 

 





今までの手製本のご依頼→
本の修理→

・・・・・・
本の修理、ご相談ください

 

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください


古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com

 

 

 

 

| 本の修理あれこれ | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 聖書



本の修理をしました
聖書です



垂れ革装、フチがボロボロしてます




見返しの、ノドも切れてしまっています


幸い、本文については、外れているページもなく
シワがあるぐらいでした



・・・・・・
ギャルドブランシュをつけて、見返しを新しくし
背にはクータをつけて背の不可を軽減
(聖書は重量があるので、クータがとても有効)


表紙は、革装ではなく、布装ご希望ということで




修理後、です

ご希望により、栞を4本つけました◎






ご依頼、ありがとうございました





今までの手製本のご依頼→
本の修理→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください



古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com




 
| 本の修理あれこれ | 15:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 歌集



本の修理をしました

歌集です

『雲表』持田勝穂著 昭和22年刊

フランス装です



背が少し破れていますが
ひどい損傷はありません

そうはいっても、背が壊れていると
ページをめくるのがコワイです





フランス装は、もともと仮綴じ本(完成形ではないというか・・)
きちんと製本する前の状態なわけです
ということもあってか、ハリガネで1カ所綴じ
そして、このハリガネが、もうボロボロです
ページが外れかかっていました





ハリガネを取りました(手術的な・・)

穴の周りや穴に入り込んだ錆びを、取り除きます






活字がかっこいいです、歌集ならではの、いい並び
片仮名は小さめなところも、きゅんとします





修理方法は、こちらとほぼ同じです(→
リンク先のモーパッサンについては
もう読み終わってしまっていて
保管が目的だったので
見返しもそのままにしましたが

こちらの歌集に関しては
見返しは破れていてボロボロだったので
新しいものにしました

綴じは、同じく平綴じです
※仮綴じ本なので、きちんと折丁になっています
ご予算によっては、本かがりにして
開きをよくすることもできます


表紙の背は、強度のため、クロスにしました







完成です










開きはこんな感じ






歌集なので、ゆとりのある文字組
のどがきつい、ということはないようです、ね





ご依頼、ありがとうございました





今までの手製本のご依頼→
本の修理→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください



古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com














 
| 本の修理あれこれ | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 剣道模範講習録



本の修理をしました


剣道の指南書です

『剣道模範講習録 第一巻』基本
『剣道模範講習録 第二巻』技術

ハリガネで平綴じされています



特に、第一巻の表紙の破れがひどいです




雰囲気はこのままで、2冊をまとめたい
というご要望でした

どのように合本するかについては・・
ヒアリングをした結果、和綴じにしよう
ということになりました

また、表紙は和紙でもいいけど・・・
布装でもいいですね、と伝えて
これまたヒアリングをした結果
藍染めの布表紙となりました!
(なぜ藍染めになったのかは、最後に書きます)



完成は、こちら



ハリガネを外して(サビサビでした)
表紙の破れは和紙で補修し
見返し、角布をつけ、四つ目綴じで仕上げました





第一巻から、第二巻へ






剣道技術講義 終







ちなみに、表紙の裏には
製本について、こう書かれていました

「便宜上「ハリガネ綴」といつて、普通の本のやうに糸で綴ぢて
ない。これは製本が粗雑なのではなく各科目を別々に綴ぢて読む
のに便利であるやうに特に留意されてゐる」


この剣道本は、第一巻、第二巻、第三巻
と続いているようなので
それぞれをハリガネで綴じていたようです
何巻まであるのかわかりませんが
すべてまとめると、厚みがすごそう





さて、表紙が藍染めの布になった理由は・・・
そもそも、ご依頼主さんが
なんと、防具をつくっている!という方でした
(まあ、当然、剣道歴も長いわけで)

それで実は私も、高校の時に剣道部でして
当時着ていた剣道着をペンケースとして使っていて
打ち合わせの際に、その剣道着ペンケースがネタになり

そうだ、この和綴じの表紙も、剣道着でつくろう
(防具をつくっているので、剣道着用の布もある・・)
ということになったのでした

かっこいい剣道本になったと思います





・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com




 
| 本の修理あれこれ | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 モーパッサン『われらの心』



本の修理をしました



お預かりしたのは、こちら

『われらの心』モーパッサン 酣燈社 昭和23年

ハリガネの平綴じ、錆びてボロボロです



モーパッサン!
読んだことはないのですが、「女の一生」とか・・?名前だけ


ご依頼主さんは、フランス文学を勉強されているそう
「われらの心」は、全集に入ってはいるけれど
このタイトルの本は、これだけ、らしいのです
もう既に読み終わっているけれど、本棚に差すにはちょっと・・



ということでしたので
ハリガネを取り除き
破れているところや、穴の大きいところなどを
和紙で補修してから、糸で平綴じ





厚みのある表紙にした方が、しっかりしますが
雰囲気はそのままに、ということなので
見返しと表紙は、もとの紙をそのまま使いました
背はなくなってしまっていたので、背のみ、クロスで



ソフトカバー




見返しもそのまま



フランス文学棚に、しっかりと収まると思います
(かっこいい並びの棚なのだろうなあ・・・)



ご依頼、ありがとうございました




・・・・・・・・

今までの手製本のご依頼→
本の修理→






*******
1冊からの製本依頼、改装依頼
また、壊れた本の修理
うけたまわります 
ご相談ください

お問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください


古本と手製本ヨンネ
植村愛音
mail→  info@yon-ne.com
*******





 
| 本の修理あれこれ | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
<< | 2/4PAGES | >>