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本の修理 広告年鑑

 

 


本の修理をしました
洋書の広告年鑑です



タイポグラフィーがかっこいい1冊

一見、壊れていないように見えますが



ミゾが切れています





糸が切れて、折丁も少しづつ分裂しかけています








本をおそるおそる開かなくてもすむように
きれいに見開くことができるように・・・
というご依頼




・・・
すべての折丁がばらけているわけではないので
外れているところのみを綴じ直そうという計画で
中身と表紙を外しました

ですが、なかなか重量のある本文
一部分だけ綴じ直しても、他の部分に偏った負荷がかかりそう・・


ということで、すべてのページを折丁に解体し
背の補修、麻紐を支持体にした本かがりで綴じ直しました
(ノリが固くて背の掃除がいつも以上に大変だった・・!)






表紙はドイツ装仕立てにして、完成










ご依頼、ありがとうございました







今までの手製本のご依頼→
本の修理→


・・・・・・
本の修理、ご相談ください

本の修理のお問い合せについては
こちら→ 
をお読みいただいた上でご連絡ください

古本と手製本ヨンネ
植村愛音
info@yon-ne.com





 

 

 

| 本の修理 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 孤島の鬼

 

 

 

本の修理と改装をしました
古書価を知ると
びっくり!な本です・・  

 

 

『孤島の鬼』改造社 

これが受け取った時の状態
 

 

背表紙もかろうじて・・





裏表紙

ソフトカバーの本なので、表紙はもう取れてしまっており
クラフト紙で継いで補修した形跡がありました




本文は、糸綴じですが
外れたところは糊でべったり繋いでありました


 

 

ご依頼内容は
このままの状態を保つ
というのではなく、
本として読めるように糸綴じし直し
ハードカバーに改装する
というもの

 

 

 


・・・・・

折丁を解体

 

 

糊で繋がれたところは、糊を取りながら
ゴミも多くてドライクリーニングなど・・

折丁に分け掃除したら、和紙で背の補修
表紙と裏表紙には和紙の足で継いで折丁化

 

ギャルドブランシュで本文保護
見返しを新しくして、綴じ直しました

 



装丁は、ご依頼主さんの希望で
見返しは紺、表紙は黒、スピンと花布は赤
函もつける、ということで

 

 





できあがりは、こちら

 





本かがりなので、開きはバッチリかと

 

 

 


もとの表紙は、扉の位置に
裏表紙は、奥付のあとに綴じてあります



貴重な本を改装してしまっていいのかな?
と思ったのですが
この方が長持ちするので
そういう意味ではよいかと思います

 



ご依頼、ありがとうございました

 

・・・

(ちなみに、この本は、西荻窪の盛林堂さんからのご依頼です
販売するようなのですが、古書価よりもお安いらしい・・!)

 

 





今までの手製本のご依頼→
本の修理→

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| 本の修理 | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 聖書



本の修理をしました
聖書です



垂れ革装、フチがボロボロしてます




見返しの、ノドも切れてしまっています


幸い、本文については、外れているページもなく
シワがあるぐらいでした



・・・・・・
ギャルドブランシュをつけて、見返しを新しくし
背にはクータをつけて背の不可を軽減
(聖書は重量があるので、クータがとても有効)


表紙は、革装ではなく、布装ご希望ということで




修理後、です

ご希望により、栞を4本つけました◎






ご依頼、ありがとうございました





今までの手製本のご依頼→
本の修理→


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| 本の修理 | 15:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 歌集



本の修理をしました

歌集です

『雲表』持田勝穂著 昭和22年刊

フランス装です



背が少し破れていますが
ひどい損傷はありません

そうはいっても、背が壊れていると
ページをめくるのがコワイです





フランス装は、もともと仮綴じ本(完成形ではないというか・・)
きちんと製本する前の状態なわけです
ということもあってか、ハリガネで1カ所綴じ
そして、このハリガネが、もうボロボロです
ページが外れかかっていました





ハリガネを取りました(手術的な・・)

穴の周りや穴に入り込んだ錆びを、取り除きます






活字がかっこいいです、歌集ならではの、いい並び
片仮名は小さめなところも、きゅんとします





修理方法は、こちらとほぼ同じです(→
リンク先のモーパッサンについては
もう読み終わってしまっていて
保管が目的だったので
見返しもそのままにしましたが

こちらの歌集に関しては
見返しは破れていてボロボロだったので
新しいものにしました

綴じは、同じく平綴じです
※仮綴じ本なので、きちんと折丁になっています
ご予算によっては、本かがりにして
開きをよくすることもできます


表紙の背は、強度のため、クロスにしました







完成です










開きはこんな感じ






歌集なので、ゆとりのある文字組
のどがきつい、ということはないようです、ね





ご依頼、ありがとうございました





今までの手製本のご依頼→
本の修理→


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| 本の修理 | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 剣道模範講習録



本の修理をしました


剣道の指南書です

『剣道模範講習録 第一巻』基本
『剣道模範講習録 第二巻』技術

ハリガネで平綴じされています



特に、第一巻の表紙の破れがひどいです




雰囲気はこのままで、2冊をまとめたい
というご要望でした

どのように合本するかについては・・
ヒアリングをした結果、和綴じにしよう
ということになりました

また、表紙は和紙でもいいけど・・・
布装でもいいですね、と伝えて
これまたヒアリングをした結果
藍染めの布表紙となりました!
(なぜ藍染めになったのかは、最後に書きます)



完成は、こちら



ハリガネを外して(サビサビでした)
表紙の破れは和紙で補修し
見返し、角布をつけ、四つ目綴じで仕上げました





第一巻から、第二巻へ






剣道技術講義 終







ちなみに、表紙の裏には
製本について、こう書かれていました

「便宜上「ハリガネ綴」といつて、普通の本のやうに糸で綴ぢて
ない。これは製本が粗雑なのではなく各科目を別々に綴ぢて読む
のに便利であるやうに特に留意されてゐる」


この剣道本は、第一巻、第二巻、第三巻
と続いているようなので
それぞれをハリガネで綴じていたようです
何巻まであるのかわかりませんが
すべてまとめると、厚みがすごそう





さて、表紙が藍染めの布になった理由は・・・
そもそも、ご依頼主さんが
なんと、防具をつくっている!という方でした
(まあ、当然、剣道歴も長いわけで)

それで実は私も、高校の時に剣道部でして
当時着ていた剣道着をペンケースとして使っていて
打ち合わせの際に、その剣道着ペンケースがネタになり

そうだ、この和綴じの表紙も、剣道着でつくろう
(防具をつくっているので、剣道着用の布もある・・)
ということになったのでした

かっこいい剣道本になったと思います





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| 本の修理 | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 モーパッサン『われらの心』



本の修理をしました



お預かりしたのは、こちら

『われらの心』モーパッサン 酣燈社 昭和23年

ハリガネの平綴じ、錆びてボロボロです



モーパッサン!
読んだことはないのですが、「女の一生」とか・・?名前だけ


ご依頼主さんは、フランス文学を勉強されているそう
「われらの心」は、全集に入ってはいるけれど
このタイトルの本は、これだけ、らしいのです
もう既に読み終わっているけれど、本棚に差すにはちょっと・・



ということでしたので
ハリガネを取り除き
破れているところや、穴の大きいところなどを
和紙で補修してから、糸で平綴じ





厚みのある表紙にした方が、しっかりしますが
雰囲気はそのままに、ということなので
見返しと表紙は、もとの紙をそのまま使いました
背はなくなってしまっていたので、背のみ、クロスで



ソフトカバー




見返しもそのまま



フランス文学棚に、しっかりと収まると思います
(かっこいい並びの棚なのだろうなあ・・・)



ご依頼、ありがとうございました




・・・・・・・・

今までの手製本のご依頼→
本の修理→






*******
1冊からの製本依頼、改装依頼
また、壊れた本の修理
うけたまわります 
ご相談ください

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古本と手製本ヨンネ
植村愛音
mail→  info@yon-ne.com
*******





 
| 本の修理 | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 アイヌ英和辞典



本の修理をしました




アイヌ語と英語と日本語の辞書です
『AINU-ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY』

ジョン・バチラー著 教文館
大正15年、1926年刊ということで
90年前の本ですね


こちらの本は
大切にしまってあった感じで
ページの損傷が多くありませんでした
(ご依頼主さんにとっても
どこをどう巡って手元にきたのかわからない
不思議な出会いの本だそうです)


表紙の上部、擦れ
ミゾの破れ
見返しの破れ
本文、最初と最後の折丁の、外れ




本として、きちんと開くことができるように
というご要望でしたので


本文については
最初と最後の折丁の背を和紙で補修
見返しを新しくつける
寒冷紗をつけて、クータをつけ補強する

表紙については、ドイツ装仕立てにして強化し
上部の擦れなどについては、彩色しないでそのまま

という、処理になりました




完成です





外れた折丁は
和紙で補修し、糸で綴じつけています




のどに糸がみえます






ご依頼、ありがとうございました


アイヌ語・・・
本名がアイネなので
なんとなく、親近感があります

ちなみに、ヨンネという単語はありませんでした





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| 本の修理 | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 世界地図帳



本の修理をしました


世界地図の本です
『MODERN HOME ATLAS』

GEORGE PHILIP & SON というロンドンの出版社
1980年刊なので、新しい本ですね
といっても、やはり背の上部がはがれてます





このページは見返しなのですが、のどが破れています







本文は、折丁と折丁が外れかけています






安心してページをめくることができるように
というご要望でしたので




まずは、折丁をばらして、背を和紙で補修しました


見返しは、印刷されていること
また、見返しも折丁の一部(ページの少ない本によくある)
という構造でしたので
寒冷紗部分だけを表紙からはがして
折丁と見返しを糸で綴じなおしました

表紙は、ドイツ装仕立てにして
背のみ新しくクロス装にしました






完成




ドイツ装





見返し





糸で綴じました






・・・・
ご依頼、ありがとうございました



ちなみに
日本のページをめくってみると

東日本がクローズアップされていました






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| 本の修理 | 12:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 フランス語の教科書




本の修理をしました


フランス語を教える先生のための教科書です





ペラの紙の背を、糊で固めてまとまったものに
ぐるりと薄い紙の表紙がついていました
寒冷紗も見返しもないです
(コピーした紙を簡易製本した感じ)




パリッと1枚づつ外れてきてます








まとまって、バラっと分かれてもいます






背を和紙でつないで、折丁にして糸かがりするのが
ベストな直しなのですが、コストも手間もかかります


そこで、背の部分に切り込みを入れ
麻糸と糊をいれました
さらに、背固め、寒冷紗、見返しも


平綴じにする方法もありますが
糸が外に見えてしまいます(開きが悪いのは同じです)
ハードカバーに仕立てるのならばまだ良いのですが(例→
今回はソフトカバーのままにするため
こちらの方法にしてみました








完成

ドイツ装のように、表紙は3パーツにわけました
壊れやすい背は、クロスで
表紙と裏表紙には、もとの紙を使い
見返しを小口側だけ貼りつけることで
薄い表紙の紙の負荷を減らしました




見返し







ノドの部分に、麻糸が入り込んでいます(見えますかね・・)












いつも、製本教室のスペースとして
お世話になっている、アトリエ・ハコさん
ハコさんには、フランス語教室が併設されています
そのフランス語教室、エスパス・ア・ゴゴからのご依頼でした

お世話になっているのに
フランス語教室のことを詳細には知っていませんでした
どうやら、とても面白い教え方のようです
ガテニヨメソッドという方法で
色で発音を覚えていくとのこと
教室には、色のパネルと、色分けされた単語がたくさん

フランス語教室 エスパス・ア・ゴゴHP(→







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| 本の修理 | 00:26 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 北一輝



本の修理をしました


『国体論及び純正社会主義』
北輝次郎(北一輝)

明治39年刊なので、109年前の本です

北一輝といえば、二・二六事件
歴史の教科書で知ったナーという名前ですが

学生の頃に観た、吉田喜重の映画「戒厳令」で
北一輝を演じた三國連太郎の顔が、強烈です


ウィキペディアによると、この本は
「1906年(明治39年)5月9日に
北輝次郎(後の北一輝)が刊行した自費出版書」
と書かれていました。
天皇制を批判していたので
当時、発禁にもなっていたり



というわけで、これです



表紙と中身が完全に分かれていて
見返しも切れてしまっていました




花布もついていた形跡がなし、栞もない
(一度、誰か改装したのかな?)





背貼りしてあった紙は、当時の広告紙
足踏みミシンのイラストが、かわいい

(この広告の時代が解れば、改装されたかどうかわかるかも)



依頼主さんは
表紙の布をそのまま活かしたい、というご希望




この表紙の布、裏打ちもされていません
ボール紙から剥がすのは、すぐにできました





作業としては

表紙の布を裏打ちして
ボール紙を切り出し、表紙をつくる

中身はの元々の作りは
糸かがりではなく背に切り込みをいれて
そこへ麻紐を通してつないでいる状態

そこで、
切り込みにも糊が入るように背固め
また、見返しを新しくつけ
背には寒冷紗とクータ



その中身と表紙をあわせ、完成・・















・・・・・・
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古本と手製本ヨンネ
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・・・


余談・・
この本はハードカバーだったのだろうか
修理をしている時は、直すのに力を注いでいたので
あまり気にならなかったけど
本が旅立って、ブログを書くにあたって
どんどん気になってきました

というわけで、国会図書館!
デジタル画でみると、表紙なし
電話で問い合わせ
現物は、関西館のある京都・・
だって!


うーん、つづく・・?











 
| 本の修理 | 16:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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