11月の第4土曜日
8月から続いていた全8回の手製本講座
本の修理と手製本、綴じの種類と表紙の構造
ファイナルでした!
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8月
第1回と第2回
まずは
手製本の基礎について
紙、接着剤、道具、本の構造のこと
本のクリーニングや
本の扱い方、破れたページの修理のこと
レクチャーしました
また、綴じの構造を理解するため
自分の手で5種類の綴じを実践しました
無線綴じ
あじろ綴じ
中綴じ
平綴じ
折丁の多い糸綴じ(機械綴じに近いパピヨン綴じ)
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9月
第3回と第4回
5種の綴じた中身に
5種の表紙を合わせました
ソフトカバー(見返し無)
ソフトカバー(見返し有)、
角背ハードカバー(2mm厚、中綴じクータ無)
角背ハードカバー(2mm厚、クータ付)
角背ハードカバー(ドイツ装)
表紙については
壊れることが多い背表紙を修理するときの
方法の1つとしてドイツ装もつくりました
厚みのある中身にはクータをつけることで
本の修理にクータが有効なことを
理解していただきました
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10月
第5回と第6回
第1〜4回の前半からステップアップし
外れたページの修理、濡れたページの修理
布の裏打ち、紙の裏打ちについて
お話しました
また、3種の綴じ方で中身をつくりました
前半よりもより丈夫な構造である
手製本の基本の綴じ方です
折丁の多い糸綴じ(本かがり、麻紐)
折丁の多い糸綴じ(本かがり、平紐)
折丁の多い糸綴じ(1本針かがり)
本かがりした2つの中身は
丸背にします
折丁の多い糸綴じ(本かがり、麻紐)→耳出し丸背
折丁の多い糸綴じ(本かがり、平紐)→耳無し丸背
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11月
第7回と第8回
3種の綴じに
3種の表紙を合わせました
角背ハードカバー(1mm厚)
丸背薄表紙(辞書などにみられる地券装)
丸背ハードカバー(2mm厚、コーネル装)
全8回、全8冊!
綴じ方、表紙の構造、
これですべてとは言えませんが
市販されている本の構造を理解するには
まずこの8冊をマスターすることで
本の構造の理解につながります
どうやって本ができているか、
よく観察し、同じように直すには
より良く直すには、考えます
そのためには、手製本をまずはしっかりと!
たくさん見ること、つくること、大切です
ご参加いただき
ありがとうございました
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本の修理と手製本講座は
基礎1,2,3とあります
1と3はどなたでもご参加できます
次回は2019年1月
基礎1を募集中です→★
1月スタートクラス
4月スタートクラス
あります
1冊の本と向き合います
1冊の本を解体し
補修し、リメイクすることで
本の修理と手製本につなげます
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