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本の修理 華語大字典

 

 

 

 




本の修理をしました

字典です





『華語増補版大字典』
昭和15年(1940) 啓成社
糸かがり、地券装、函付き、厚み約100mm

before

 

 


背割れ、破れ、痛み、表紙壊れ

糸綴じのほとんどは無事だが
厚みがあるために、
表紙に近い折丁は引っ張られることで
破れたり糸が切れたり、損傷が激しい


 

 

 


背表紙から平にかけてガムテープのようなものあり






 



 

 

 

 







・・
肉親の残した大切な本ということで
この姿をきれいにしたい
そして
読書好きのお孫さんに
プレゼントしたい、というご希望

 

 

 

できるだけ現物に近くすること
この先も何度も開いて読むことになるので
しっかりとした製本にすること
この2点を中心として修理しました





綴じの損傷がない箇所はそのまま
破れたり糸が切れている折丁はすべて外し
和紙で補修して綴じ戻しました

見返しに印刷あり
表紙と見返しを剥がして分け
見返しは裏打ちして再利用
表紙クロスは繊維が崩れてきていて
痛みが多かったので新しいクロスを

もともとは地券装の薄い表紙
同じ厚みの表紙にしてもいいけれど
本の重さを考えると弱くて壊れやすい
かといって2mm厚の上製本にしても
本の重さがさらに増えてしまうし
もとの装丁から遠くなり読みにくい
ということで
1mm厚芯材の軽表紙にすることで
もとの表紙に近いかたちで
立つことにも耐えられるよう
読みやすいようにしました

背表紙についていたテープは
きれいに剥がすことができたので再利用

中身にクータをつけて
新しい表紙と合わせて、完成
函も新しくしました











after







 






ご依頼、ありがとうございました


 

 

 




 

・・・・・・・
本の修理の方法は
1つだけではありません
修理の目的、ご希望の素材や

予算などに合わせて
修理方法を考えさせていただきます

本の修理や手製本、お気軽にご相談ください

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古本と手製本ヨンネ 
植村愛音
info@yon-ne.com



 

 

| 本の修理ビフォーアフター | 12:37 | comments(0) | - | pookmark |
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