2019 本の修理と手製本講座
綴じの種類と表紙の構造、全8回
終了しました
8月-11月の4か月にかけ
本の構造やしくみを知り
実際に手を動かし製本してみることで
本の修理と手製本につなげよう
という内容でした
8つの綴じと、8つの表紙で
8冊の手製本をつくりました
・・
1-2回目
紙の性質、本の構造、接着剤のことなど
基本事項からスタート
破れたページの和紙での補修や
無線綴じ、あじろ綴じ、平綴じ、
中綴じ、折丁の多い綴じ、5つ綴じました
この日は取材がありました
カメラマン兼ライターの沼尻さんが撮影中
作品というには恥ずかしいけれど、
ワークショップでつくる製本とはまた別の
手製本を見ていただきました
・・
3‐4回目
前回に綴じた中身、
無線綴じ、あじろ綴じ、平綴じ、
中綴じ、折丁の多い糸綴じ
この5つの綴じに
それぞれ異なる表紙を合わせました
ソフトカバー、ハードカバー、
見返しや寒冷紗や花布がどうなっているか
背にクータがあるかないか、表紙のくるみ方など、
1つ1つ確認しつつ自分の手で製本してみることで
本の修理や手製本に向けて基本を固めます
つくってみることも大切ですが
よく見ること、観察することも同じように大切
と思われる行動をしていることがありますが
本に関してはよく見たい、見ようという気持ちです
気持ち、というかそれが好きだし面白いし、
修理にもつながるし新しい本との出会いもあるし
おもしろいです、皆さんもぜひ
・・
5‐6回目
1-4回で5種の綴じと表紙をつくりました
後半の5-8回はさらにレベルアップ
基本の糸かがり、支持体有無、
そして丸背上製本、丸背地券装、
1mm厚ハードカバーとして3冊仕上げます
今日は綴じ綴じ綴じ、綴じ3つ
そのほか、濡れた本はどうするか、
ページが外れた場合など、修理の場面を考えて
製本ができる!ようになれば、
どんな壊れ方でも慌てずに対応できます
・・
7-8回目
前回綴じた3つの中身に表紙を合わせました
1mm表紙上製本、丸背地券装、
丸背上製本コーネル装、3冊
本の修理と手製本
綴じの種類と表紙の構造、
全8回で、8冊つくり
8つの綴じと8つの表紙を手製本しました
これが手製本の全てではないけれど、
基本をぎゅっと詰め込んだ内容です
本の構造や仕組みを知って製本して、
本の修理と手製本に必ずつながます
必ず、というのは言い過ぎなのかもしれません
ただ、すべてではないにせよ
ゼロだったところに小数点がついただけでも◎
あとは続けることと復習もぜひ
せっかくの手の動きを忘れないためにも
2020年度の本の修理と手製本講座
年はじめからは、
1冊の本と向き合い解体して組み立て直す
角背の改装本、はじまります(→★)
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