home    *news&lesson    *blog    *profile    *gallery    *contact    :-)   

*本の修理と手製本のお問い合せについて

*手製本講座やワークショップのお知らせ

*『はじめて手でつくる本』ヨンネ著 発売中

     

<< ブックなの?ブングなの?ヨンネ手製本クラブ「はさむ、しまう、おさめる」(全4回) at アトリエ・ハコ(西荻窪) | main |
越前和紙の旅

 


 

 

つい先日のことです

福井へ行ってきました

 

 

 

なぜ、福井か・・・

福井が気になっていた理由、主に2つ

 

・墨流しの伝統工芸士さんがいる

「墨流し」和風マーブリング(→

墨汁を水に垂らし、風の動き、

水の流れで動く墨汁の模様を写し取る技法
 

 

・やきとりの名門 秋吉の本店がある

「秋吉」個人的によく行く焼き鳥屋(→

どこにでもあるようでどこにもない、

美味しい焼き鳥と雰囲気がいいんです!

 

この2つの理由に、

今年になってもう1つ加わりました

越前和紙特有のひっかけ技法(理由はこれ→


 

 

 

よーし!

これは行くしかないですね

 

 






 

 

 

 

・・・
 

 

というわけで、福井着

 



改札を出る前に、モダンなレリーフが!
漆芸家、盒鏡疣佐峠ず酩覆箸里海







恐竜もお出迎え・・?

 

 



いや、これ、動くんですよ、、、

 長い駅舎の壁もすべて恐竜!




こんなのも

駅周りの恐竜推し、すごい
ぐいぐいと迫られました




そして駅前に、秋吉!
さすがです、福井(ここは本店じゃないです)


 

 



路面電車





勝木書店
地元に愛される品揃えの良い大型書店という感じ
郷土、福井出身作家もの、しっかり推していました





気になる喫茶もチラホラ




 

 




シャッター商店街なのかな?
平日だったから閉まっている感じ



この新栄商店街にある「わおん書房」さん、
行きたかったのですがお休みの日でした










駅前にあった古書店、好文堂
よきよき!



地方の資料は地方で探す
『ふくいの工芸』購入しました




 

 

 

 

 



・・・・

さて、ここからが本題

事前調べ
・越前和紙の里(→)をチェック
・墨流しの体験WS、伝統工芸士さんが入院中
・ひっかけ和紙は工房独特のもので

 詳細は教えてもらえず

まあ要は何も分からなかったので
とにかく越前和紙の里へ行けば
資料とか展示があるかもだし、
ひっかけ和紙を何か買えればいいし
行ってみなけりゃわからない!

と家を出たのでした

福井駅前の観光案内所でマップをもらうと
「越前和紙の里へ行かれるのであれば
大瀧神社にも行かれるといいですよ」
と教えていただきました
「紙の神様」が祀られているようです
ここはノーチェックだったので
それは最初に行かないと、、!




ここまでが1日目のお話




・・・

次の日の早朝

紙の神様にお詣りするところからスタート

福井ではなく、武生駅まで動きます

そこからバス(本数少ないので注意)
 

 

 


マンホールが、紙漉き!





人っ子ひとり居ません
静まりかえった鳥居前、

杉などの大木から見下ろされ、
別世界のよう、、神聖さが迫ってきます







ここから入った本殿が素晴らしかった
古い柱や彫刻、

屋根の複雑な重なり(それが特徴らしい)
これは神様いるぞ…!
気持ちが波立ち、本当にそう思えました
なんとなく写真をパシャパシャと撮れず、これだけ


大瀧神社岡太神社こんなサイトありました→
 

 



で、ここは下宮ということで
上宮である奥の院があるらしい
山道30分ほど、らしい
行ってみよう、歩き始めると・・

 






、、、熊!? 





熊って出会っちゃうものなの?
せっかくここまで来たので

熊に引っかかりつつも
少しづつ山道を登り始めました
すでにその山道が修験道みたいな感じだったので
じわじわと不安が増えていくなか
前方の木々の間で

ガサガサっと黒い塊が走り去って行き!

私は硬直!そして後退り!
え、あれが熊なの?
さすがに無理、奥の院は諦めることに…

(あとで聞いたところでは

イノシシとかサルもいるみたい)



紙の神様、紙祖神は
川上御前という女性の神様

この村里は田や畑が足りなくて

さぞや生活に困るであろう。
しかし、この村は清らかな水には恵まれている。

これからはその水で紙を漉いて生活を立てるがよい

 

「紙を漉くといいよ!」

なんてカッコいい伝説なの







何も調べてないおかげで
おお!そうなんだ〜と
高ぶりつつ、

奥の院はすっぱり諦めて

越前和紙の里まで歩いていると
あちらこちらに製紙所がある







そして!紙の神様の恩恵なのか
こんな看板が出ている場所がありました


 



和紙がいろいろ!
ひっかけ和紙も!!!
迷いなく足を踏み入れると
奥で作業されている女性が会釈してくれました◎
と同時に、車が入ってきて、、
柳瀬良三さん、この製紙所の社長さん
お話をすることができました






そしてそして!
ひっかけ和紙の技法について、
ひっかけの金型について、
丁寧に教えていただくことができました
金型の現物まで見せていただきました!!
模様の部分もすべて手作りだそうです
写真はNGなので、
金型・・・?と思った方は
こちら、ひっかけ技法について→
「和紙の原料である繊維を金型にひっかけて
地紙に被せるように乗せて漉き合わせる」
ふむふむ、です
ひっかけ和紙を見たときに
落水紙っぽいけど
このきちんとした模様は何だろう?
と思った疑問も解決しました


さらに!!
柳瀬良三製紙所さんの見学だけでなく
他の製紙所さんまで案内していただきました

・やなせ和紙(→
襖紙などの大判の紙を漉いている製紙所
大きな漉き舟の中にこれまた大きな簀桁を
女性二人がかりで息を合わせて漉いていました
「水と遊んでいるだけ」笑顔の言葉が忘れらません
石のようなコロンとした箱も見せていただきました
手作業だからこその温かみのある箱でした
harukami(→

・長田製紙所(→
こちらも襖紙の老舗ということで
本当に大きな大きな簀桁がありました
カラフルに染色された和紙の繊維を
漉き込むことで華やかな模様紙や
もみ紙なども製紙されていて
アート作品、灯りなどのインテリア、
かわいい小物もたくさんありました

・柳瀬良三製紙所(→
とにかく良三さんが優しくて熱い!
私のような急に訪ねた人間に
丁寧にお話してくれるのです
お仕事の邪魔にならないかなぁ
と心配になりつつ、
嬉しくなっていろいろお伺いしてしまいました
ちょうどトロロアオイの生産が無くなる
というニュースがあったりしたので
そのことも尋ねてみると
ここ大滝町でも栽培を始めてみてるところ!
というお話だったり
和紙づくりはどんどん売れるような
ウナギ登りの産業ではないけれど、
ずっと続いていた伝統工芸であり伝統技術、
止めてしまえばそれまでだけど
続ければ、続けることができる!

 

5月には紙の神様の盛大なお祭りがあって

あの奥の院から下宮まで神様を神輿でお迎えし、

何日間か神様は集落を廻って

また奥の院へ戻っていく

このお祭に来るといいよーとのこと



柳瀬良三製紙所さんの
手漉きひっかけ和紙、
ただただ、ため息の出る美しさ
和紙を漉く工程で、和紙の原料である繊維を
金型にひっかけ載せて模様をつくる
無理のない自然の美しさ
漉いている時の水の艶やかさをそのまま写し取って
密やかに残っているような「ひっかけ」
光り、輝いています*****


本当に、ありがとうございました!!










何気ない静かな道とお家のように見えますが
ほとんど製紙所さんなんですよね












・・

そしてやっと?やってきた、
越前和紙の里(→
ここで勉強しようと思っていたけど
すでに深い予習が終わっていました

ここは復習エリアということで





・紙の文化博物館
和紙にまつわる図書が揃っていて、
いろいろな和紙のサンプルがずらりと
2階の展示室では、紙漉き道具など貴重な資料、
伝統工芸士の紹介など、パネルには柳瀬さんの姿が






なんか漉き道具に見えてきちゃう


 

 



・卯立の工芸館
移築復元した紙漉き家屋
伝統工芸士さんが、紙漉きの手順を教えてくれます
流し漉きと溜め漉きの違い、分かりました(→



そう、流し好きと溜め漉き・・・

今さらながら気付いたのですが
「和紙」「和本」といっても
もともと中国からの技術だし?

とぼんやり思っていました
でも!流し漉きは日本だけの技術なんだと分かり

ということはやっぱり「和紙」なんだなって
japanise bindingで人気の和本についても

和紙を使っているということで「和本」かな、と

 

 


ミツマタ




・パピルス館
和紙漉き体験ができたり、和紙や和小物の販売

・越前和紙うめ田
品揃え豊富、手漉きではないけど
ひっかけ和紙を買うことができました

・よってこ
食事処、福井名物おろし蕎麦をいただきました


いやいや、大満足の越前和紙さん

紙の神様、ありがとうございました

 

 

 

 

 

 


・・・・
で、
まだ時間ある!
かこさとし絵本館へ駆け付け



わわ、だるまちゃーん
と、てんぐちゃん!




けんぱ、けんぱ、けんけんぱ!





ウキウキして、到着



 

 

 


臨時休館日!でした・・・泣











・・・

旅、
というよりも家出、
交通手段と宿だけ決めて
あまり計画し過ぎないのが好きです
でも、もっと調べておけばよかった
と思うこともたまにある…

でもやっぱり、歩いて探したり
発見する楽しさが、おもしろい


今回は、ここ…!
moji(→

 



宿の近くにあって、前を通りかかりました
これは!!
お店って気付かないぐらい静かな佇まい
でもそのさりげない外観にセンスが滲み出てます
入ってみました、カフェです
いや、ほんと、近所にあったらなー

空間を贅沢に使った店内、

家の窓も框景になるのかという感動
市街から離れてますけど、ぜひ
あの路面電車(福井鉄道)に乗って
赤十字前駅で下車です

 

 

 



 

 

 

 

・・・

*本の修理と手製本のお問い合せについて→
*手製本講座やワークショップのお知らせ→

*『はじめて手でつくる本』ヨンネ著 発売中→

 

 

 

 

 

| 日々のこと | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.yon-ne.com/trackback/1078
トラックバック