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のりボンドのつくり方
    
adhesive
接着剤について 
 
接着剤での失敗が
手製本の失敗につながることもあります
のりの使い分け
のりボンドのつくり方
について




 
・・・

手製本につかう糊について・・
のりボンド、でんぷんのり
ニカワ、、、いろいろあって
難しそう?

そこで、普段使いできるのりについて
ご紹介します
 
のり無しで糸だけで綴った本も
スマートでいいのですが
やはりやっぱり、のりは必須です
 
製本で使うのりは

○でんぷん糊
 やわらかさを保つ和装本や革装に
 フエキ糊がおすすめ
 
水溶きでんぷん糊
 修理で和紙にのりを塗るときなど
 ボンドを使いたくない箇所
 水で伸ばさないと塗りづらい場合に

○ボンド
 函作りや溝などしっかり着けたい部分や
 花布を着ける時や凹凸のある箇所に
 
水溶きボンド
 プレスしづらい面積の広い場合に
 
○のりボンド(水溶きのり+ボンド)

のりやボンドは、市販されているものを
そのまま使うか、水で溶いて使います

ここで説明するのはのりボンドの作り方です
手製本では主にのりボンドを使います
これは「のりボンド」として市販されていないので
自分でつくる、というわけです
乾きの遅いのりと、強度のあるボンドを混ぜて
製本に適したノリをつくります




・・のりボンドの作り方

『はじめて手でつくる本』P122,123
こちらも参照してみてください

 

・用意するもの

○フエキ糊・・・犬の顔をしたケースもありますね
○ボンド・・・木工用ボンド(速乾性は避けましょう)
○容器・・・プラスチック容器ややガラス瓶など
○ゴムヘラ・・・かき混ぜるため
○水
1 のりを、容器(ここでは瓶ですが
  100円ショップで売っている砂糖や塩入れも
  使いやすいです)に入れて、
  水を少しづつ加えます
  ゴムヘラで、のりをのばしていきます
  (※一気に水をいれないこと、少しづつ加える)
  筆で塗りやすい固さにするイメージです
  ↓このように、細く垂れるようになればOKです
2 のり:ボンド が 10:1
  になるように、木工用ボンドを加え、混ぜます
    ボンドの量はきっかり10:1ではなく
  着きにくい素材の場合には調整します
     ただし、ボンドが多いと
  貼り直しができないので注意しましょう
 
3 完成です
 (ダマができていないか紙に塗って確認)
  完全密閉は避けて(水分で劣化)
  1ヶ月ほどで使い切ります


●裏打ちに使うのり
 のりボンドで裏打ちできます
 紙と紙の場合にはボンド無しでもOK
 布と紙が接着しづらい場合には
 ボンドを多めにしてみたり、です
 
 指にのりをつけて、素材の端につけ持ち上げ   
 15センチあがれば、ちょうどいい具合
 と覚えましょう

●糊刷毛や糊筆について
 糊をつける前に、一度、水につけましょう
 そうすると、洗う時に汚れが取れやすいです
 使い終わったら、筆先を洗ってから
 水にしばらく浸け、また洗います



 



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