2022-2023年末年始、はじめてタイに行ってきました。常夏の国、タイ。そもそも暑いのは苦手なのにいつも暑いってどういうこと?半袖Tシャツの上に冬の上着をはおって、いざ。タイのドラマを見始めてはや1年経過、そもそもドラマというものを見る習慣がなかったのに。はじめて視聴したときその生活や文化、そしてタイ語とタイ文字にも目が釘付けに。タイってこんな爽やかなの?なぜそういう行動になるのだろう?音楽はシティポップ流行り?あの食べ物はなに?タイ文字ってかわいいしタイ語の音もなんてかわいいの。そして何よりパンクじゃん。私は大好きなパンクを感じました。それからどんどん言語も文化も気になりドラマを大量に見続けてタイの小説を読んだり映画を観たり音楽を漁ったり。でも所詮は画面の中のこと、どんな土地で街で人々なのかこの目で確かめたい、食べ物も味わいたい、ライブも行きたい、とにかくタイの空気を吸いたかった。
感じたことや写真がたくさんあるけれど、とりあえず主に本周りのことだけをメモしておきます。タイのドラマがきっかけでタイランドを好きになってしまったのでそれを避けてはメモも残せず何のことやらとも思うでしょうが、気になる方は最後に脇道リンクを置いておきますので軽く見ていただき、そうでない方はタイについて少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。タイはパンク。エネルギーに満ち満ちていて思った以上にギラギラしていました。昔の自分だったら呑まれてしまいそうだけど、今の自分には生きる源になっています。
スワンナプーム到着。
タイ文字がどんどん目に入ってきてそれだけで歓喜、空港内の小さなセブンイレブンでも、見たことあるもの見たことないものにわいわい。なかなか空港から出られなかった。中心街へ行くまでの駅構内や電車内もキョロキョロしてしまってもう大変。とにかく感動しっぱなし。これが帰るまで続きました◎
マンホール。ทสท
文字が気になるのですぐ読みたくなる
(独学中なのですべて読めるわけではない)
ローマ字で表すと、TST
タイの国営通信会社らしい(→★)
横断歩道がこれまた渡るのがこわい。隙をみて車やバイクが走り抜けようとする。最初はこわかったけど様子を見ながら注意して渡ればよし。
赤白の横断歩道に書いてあるのは・・・
พื้นทีจับปรับ かな(文字読みが間違ってる可能性あり)
地面พื้น 接続詞ที つかむจับ 調整・罰金ปรับ
罰金エリアなのかな。
(2023.02.25追記
ここはアソーク駅の交差点です。Kristくんが来日した際に渋谷の交差点に立ちながらアソークの交差点に来たよーと冗談を言っていた動画を先日見ました。ということでここは渋谷の交差点のような場所だという認識に。渋谷の交差点は難なく渡れますが確かにここは渡るのが怖かったです)
今回の旅では手書きのタイ文字や看板などのタイフォントをたくさん収集しました。くるくるとした基本の文字だけでなく(私はタイ明朝体と呼んでいる)、特徴的な丸を省略したフォントや、すっきり英字のようにデザインされた文字、ゴシックのようなごつごつした文字、毛筆で書く漢字のとめ跳ね払いのような文字など、魅力的な文字がたくさんありました。
さて、本屋さん。
まずは、紀伊國屋書店から。
サイアムパラゴン3F、セントラルワールド5F、エムクオーティエ3F、バンコクには3店舗あるようです。サイアムパラゴンの地下にある水族館に行かなければならなかったので、その足で3Fの紀伊國屋に寄りました。この店舗はタイ語と英語の書籍を多く揃えていて日本語学習書も充実してました。いろいろ欲しくなってしまい冊数が増えたおかげか、サービスで布バッグに入れてくれました。真ん中にあるのはエンデの「モモ」โมโม่ タイ語版のデザインもいいです。
紀伊國屋書店サイアムパラゴン店(→★)
サイアムは原宿のようだとイメージしていましたが原宿どころではなかったです。
こちらも新刊書店
นายอินทร์ (Naiin)
サイアムの西側、MBKセンターというこれもまた大きなショッピングモールの中にあります。日本だと雑誌売場がまあまあの面積を占めている印象がありますが、上記の紀伊國屋とこちらのNaiinを見てみると雑誌売場は狭いです。電子書籍の利用が多いからでしょうか(私もタイの雑誌や書籍を電子で購入することあります便利)また、新聞は販売されているのですがフリーペーパーのような紙ものをほぼ見かけませんでした、大手書店だからでしょうか、ちょっと寂しいです。さらにどちらもBLコーナーがあり、NaiinではYaoiの表記でした。個人的にはこちらの表記の方がしっくりきます。Naiinはその後、セントラルワールドに行った時にも目にしました。バンコクには数店舗あるようなのでメジャー書店なのかも。その他、Asia Booksという書店も見かけましたがこちらは英語書籍専門書店のようでした。
Naiin MBKセンター店(→★)
次は、チュラロンコン大学内の書店。
Phuwinくんをはじめ多くのタイ俳優さんの出身大学、タイの東大と言われるチュラ大の書店へ!どんな書店かなと思って訪ねてみたらかなり大きな書店で購買部もありました、小躍り、いや大踊り。一般書籍や教科書、学習書、文房具、チュラ大グッズ、バッグ、ノート、Tシャツ、バッチ、などなど、ワーガシャツ(工学部生が着用する作業着)はなかった。※タイの大学は制服があります。
CU BOOK CENTER(→★)
(店内撮影許可済)
こちらはたまたま出会った露店。
Billkinくんの通っていたタマサート大の環境が知りたくて歩いたMaha Rat Roadでは古書やアンティークの露店も。紙モノを購入。露店なんだけどちょっと一箱古本市感があります。この周辺には薬屋がずらりと並んでいて、その合間に文房具や画材屋もありました。
PPくんの通ったカセサート大との距離感も確かめたかったけれど今回は叶わず。そして改めて地図を確認していたらタマサート大にも書店があることに気付きました。そりゃ大学だからあるか。次回の課題。
タマサート大学ブックセンター(→★)
Maha Rat Road とつながるNa Phra Lan Roadにはシラパコーン大学タファ図書館も。Apoくんが美術本を読むのに訪ねたのを見ていたので入ってみたかったけど…入り口が分かったものの門番と目が合い入りにくい雰囲気、諦めてしまった。
シラパコーン大学タファ図書館(→★)
มหาวิฑยาลัยศลปากร
と読めます
มหาวิฑยาลัย(大学 มหาวิทยาลัย ทの部分が旧字のฑ )
ศลปากร(美術 ศลปา +~家 กร =美術家)
直訳すると美術家大学?まあ美大なんだろうけど。
さいごに、いつもの自分だったら最初に訪ねるだろう書店。
チャオプラヤー川クルーズに乗船するためアイコンサイアム近くに来たので気になっていたCandide Books & Cafeへ。着いたのは18時頃、書店は営業終了していました。カフェはオープンしていて、カフェの店員さんいわく17時頃には閉店するそう、残念。ちなみにアイコンサイアムがギラギラ欲望の金塊ビルなのに対して麓のここら辺は真逆でひっそりした雰囲気。ほっとします。
Candide Books & Cafe(→★)
ちなみに、Candide Books & Cafeはチャオプラヤー川の西側にあり、そこから渡し船で東側へ渡ってちょっと北へ行くとタラートノイ ตลาดน้อย(小さな市場)という名前の観光名所があります(→★)中華街にも近くて細い路地がたくさん。どこまでもずーっと散歩していたいところだけど暑過ぎて影がない道を10分も歩くと滝汗でした。
タラートノイのトラベルガイドをWEBSHOPにアップしました。2冊のみ(→★)
そのほか、夜ごはんのあと歩いていたら。
グーグルでお店情報を見てしまうと出会った時の楽しさが減るけれどメモとしてリンクを置いておきます。
River Books Cafe(→★)
おまけすこし。
タイ旅の初日にロティサイマイに出会えました。12月にコラボ(→★)していただいたraanpumpuyさんもつくっているロティサイマイです。そしてこのコラボのあと(待望の)あるドラマがスタートし、その1シーンでロティサイマイが登場したのです。普段は信じていないけどこれは引き寄せの法則だ!と個人的には涙したロティサイマイです。
魚のグラフィティかわいかった。
川があって、海があって、水が豊か。
(好きな単語 น้ำใจ 水+心=親切・思いやり )
BOOK周りのもの
この2つは宿泊したホテルのロビーにあった絵画
→脇道リンク
●チャオプラヤー川を船で渡りタラートノイ周辺を散歩する→★
●シラパコーン大学タファ図書館をみる(その他もあり)→★
●サイアムエリアのほんの一風景をみる→★
●BillikinくんとPPくんのMVをみる(プーケットとサイアム)→★
●ロティサイマイが登場するシーンをみる→★
2019フィンランド旅では、本屋と古書店情報がまとめられなかったけれど今回は少しできたかな。個人的嗜好に偏ったメモをお読みいただきありがとうございました。コップンマーマーナカ ะะ
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