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本の修理 現代日本文学全集




 

 

 

本の修理をしました


『現代日本文学全集 第3篇』
著作権代表 鈴木三重吉
昭和3年 改造社
杉浦非水 装幀

糸かがり、丸背上製本、クロス装

 

 



before




大切な本、とにかく綺麗にしてほしい、
というご依頼でした


箔押しされていたであろう表紙も
箔が抜けてしまい、

オレンジの無地クロス装に・・・

明るくキレイにするには
新しいオレンジの裏打ちクロスを使って
改装してしまうのもひとつの方法、、
なのですが、
素材は欠けていないし装幀は杉浦非水です

どうキレイにしたいかお伺いしつつ
古くなった良さを残しつつキレイにする、

ということになりました
 






綴じ糸のゆるみ、背固めのゆるみ

本文の間に虫やゴミがたくさん
頁の下部に破れが多数
綴じ糸のゆるみ、背固めのゆるみ、など


 











 

本文の間に虫やゴミは、
1ページづつ、掃除しました

多数の破れは和紙で補修

綴じ糸と背固めのゆるみは
一部綴じ直しと背固めし直し
寒冷紗、クータで背の補強

壊れた背表紙は
和紙で補修、継ぎをつくって
もとに戻しました

 


 

 

 

 




after
















ご依頼、ありがとうございました


 

 

 

 

 

 


・・・・・
本の修理の方法は
1つだけではありません
修理の目的、ご希望の素材や

予算などに合わせて
修理方法を考えさせていただきます

本の修理や手製本、お気軽にご相談ください

今までの本の修理のご依頼→
手製本のご依頼→


お問い合せについては
こちら→ 
をお読みの上、ご連絡をお願い致します

古本と手製本ヨンネ 
植村愛音
info@yon-ne.com




 

 

 

| 本の修理ビフォーアフター | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 世界の童話シリーズ

 

 

 

 

 

本の修理をしました

 



講談社 世界の童話シリーズ
アメリカ童話集 S40
アンデルセン童話集 S39
ドイツ童話集 S40

糸かがり、丸背上製本


 

 

before

 

幼い頃好きだった童話集
思い出がとても深い本なので修理してほしい
というご依頼でした






ボロボロに見えますが、そこまで悪くない状態
壊れているのは背表紙のみ
あとはスレや焼けなどの劣化
背固めのゆるみ、などです













背表紙を中心の修理となりました
もとの背表紙は欠けてしまっているので
近い色のクロスで新しくつくりました

中身の綴じ糸は切れそうで切れていなくて、
背固めが緩んでいるだけ
背固めし直し、寒冷紗、クータをつけて、
新しい背表紙を戻しました

新しい背表紙ともとの平の表紙の継ぎ方は
継ぎ表紙にすると平が少し隠れてしまいます
ドイツ装だと見返しの部分に厚みがでます
すっきり仕上げるために
平の芯材の間に継ぎました

色が欠けている部分は彩色し、
見た目をきれいにしました

タイトルは欠けていますが

タイトルを入れたい、入れ方はお任せで

ということで、平のタイトルをコピーして
1つ1つ切文字にカットし縦組みにしました



 



after








 

 

 




 

ご依頼、ありがとうございました




・・・・・
本の修理の方法は
1つだけではありません
修理の目的、ご希望の素材や

予算などに合わせて
修理方法を考えさせていただきます

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| 本の修理ビフォーアフター | 15:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の修理 観世流謡曲百番集上下巻




本の修理をしました





『観世流謡曲百番集』上下巻
上巻 昭和2年
下巻 大正15年
観世流改訂本刊行會

糸かがり、地券表紙、革装


 

​before



革表紙、地券装、糸かがり製本

 


できるだけ本の雰囲気を変えないで
これからも安心して読めるようにしてほしい
というご依頼でした





 

革、ボロボロ、

背表紙、下巻は欠けてます

 


 

見返し、痛み、剥がれかかっている

 



糸かがり、切れ、背固め外れ

 






 

 

 



・・修理・・

上巻
綴じの外れや破れが多く、
折丁をすべて和紙補修して綴じ直し
見返しを剥がして裏打ち再生
表紙は表、背、裏でそれぞれ裏打ち再生
新しく地券装で表紙をつくり貼り込み


下巻
折丁一部のみ綴じ直し、
その後は上巻と同じ

 

 

 

辞書のように薄い本文紙なのに、
折丁は16頁1折で、たまに8頁1折だったりもして

この本文紙の厚みだと

32頁1折ぐらいでないと背が弱くなるわけで
折丁構成の悪さに愕然としつつ、、、
そして折丁数が嵩むので
和紙で補修するとどうしても背が高くなる
ということで上巻は丸背になりました
その方が本は開き易いけれど
もとのカタチとは異なった仕上がりに






after














 

 

 

 

ご依頼、ありがとうございました

 

 



・・・・・
本の修理の方法は
1つだけではありません
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予算などに合わせて
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古本と手製本ヨンネ 
植村愛音
info@yon-ne.com


 

 

 

 

 

| 本の修理ビフォーアフター | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
10/6(日)国芳飛び出す動かす、しかけ絵本をつくる手製本WS at 甘夏書店(押上)


 


10月のお知らせです

 

 


飛び出す、動かす、しかけ絵本をつくる
手製本ワークショップです

しかけの素材は、歌川国芳です◎

 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   国芳飛び出す動かす
   しかけ絵本をつくる手製本WS
       at 甘夏書店さん
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


日時:10月6日(日)
   13:00〜16:00

     
参加費:4800円(カフェikkAさんドリンク付)

※『めでる国芳ブック』1980円(税込)

ご購入の方は参加費から550円を割引いたします
自由に素材を使うには、本の購入をオススメします

定員:6名様(残席3名様です)

場所:甘夏書店(→
   東京都墨田区向島3−6−5
   一軒家カフェikkA(→)の 2階にあります

持ち物:特になし


・・・・・




 


3月に、国芳猫まめ本をつくる
という手製本ワークショップを
甘夏書店さんで開催しました(→

これは、
ページを切り離して自由に遊べる

『めでる国芳ブック』(大福書林)
という本を使った豆本WSでした


『めでる国芳ブック』は

「ねこ」「どうぶつ」「おどろかす」
というシリーズになっています
(大福書林さんHP→

今回は、その「おどろかす」を使って
国芳の絵が飛び出したり、動かしたりできる
しかけ絵本をつくろう、
という手製本ワークショップとなります




 

 

猫まめ本をつくった時には

表紙と見返しが国芳になりましたが

今回は、表紙も中身もすべて

国芳でいっぱいにすることができます

※素材を多く使います

『めでる国芳ブックおどろかす』

ご購入をオススメします

甘夏書店さんでご購入の方は、
参加費を550円引き、となります
購入しない場合でも素材はありますが
限りがありますのでご了承ください

 

 

・・・

 

ユニークな猫たちも魅力的でしたが
妖怪や化物も、おどろおどろしい、
というより友達になれそう!で惹かれます
だるま、てるてる坊主など
生き物ではないものたちの
親しみやすさ、おどろきたっぷり!
しかけ絵本にすることで、

国芳と遊んでみませんか


 

 

 

・・

手製本のポイントは

中身、貼り合わせ製本

表紙、継ぎ表紙

しかけ部分を中心に

手製本することになります
 

 

はじめての方も大歓迎です





 




・・・・・・・・・・・
●お申し込み・お問い合せは
件名「国芳しかけ絵本
内容に、お名前お電話番号参加人数
を明記の上、メールでお願いします
info@yon-ne.com
 

 

甘夏さんの店頭でもお申込いただけます

甘夏書店HP→

 

 









 

 

 

・・・・・

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| 手製本講座やWSのお知らせ | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
手製本3回連続講座「製本の種類を知る、観察を楽しむ」2回目

 

 

 

 




Sunday morning! 
下北沢の暑い、暑い朝
 

開店前の本屋B&Bさんにて、

手製本3回連続講座、

「製本の種類を知る、観察を楽しむ」

2回目でした
 

 

1回目は「本の構造、中身」

ということで、中身の綴じについて知り、

観察しました(→


2回目は「本の構造、表紙」

ということで、製本の表紙に注目

ジャケットカバーではなく、表紙です

外すことができるのはジャケットカバー

ジャケットカバーは表紙ではなく、

被せただけのカバーです

(しつこいですが大事なことなので・・・)
 

 

 

 

 

・・・

いま、本屋さんで見ることができる表紙

どんなものがあるのか?

そして表紙の役割とは?
 

ソフトカバー(並製本)ハードカバー(上製本)
角背、丸背、丸背の耳のこと、

見返しやチリとミゾの必要性、

素材は紙なのか布なのか革なのか

くるみ表紙、地券装、ビニール装、フランス装、

継ぎ表紙、ドイツ装、コーネル装、
などなど
機能美としての表紙の構造があります
種類を知って、棚から探して観察しました



 

 

 

・・・

継ぎ表紙っぽいけど
表紙の芯材を見せていて継いでいない



 

 


地券装に近い
天小口が金色の三方金の角背布装上製本


 

 



フランス装



 

 


見返しが表紙の役割を果たし
箱に収められているもの

 




ビニール装、手帳だからちゃんと糸綴じです◎


革装とか、コーネル装などは

さすがに見つからなかったですが

ソフトカバーでも袖があるものや

継ぎ表紙、フランス装、ビニール装など

少し変わった表紙が発見できたようです


 

 

・・
そして、表紙の役割を知るために、
フランス装の表紙を実際につくってみました◎








観察を続けていると、

どのように読まれようとしている本なのか

表紙の種類から見えてきたり、
本の内容から、やっぱりこの表紙だよね

と確認できたり
綴じの種類と合わせて観察すると
どんどんおもしろくなると思います
 

 

 

・・

ご参加ありがとうございました!

 


ラストの3回目は9月です
本を分解して綴じと表紙の観察をします
満席となっていますが
見学と観察のみの条件でご参加いただけます
詳細は

本屋B&BさんのHPからお願いします(→

 

 






 

 

 

 

 

 

 

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| 講座やワークショップの様子 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブックなの?ブングなの?ヨンネ手製本クラブ「はさむ、しまう、おさめる」最後は、自由につくる!

 




ブックなの?ブングなの?

ヨンネ手製本クラブ(→
新しいシリーズの手製本講座
5月からスタートしてました、よ

 

 


・・・

本をしなやかに丈夫につくるのもいいけど
手製本技術で文房具をつくってもいいかな?
ということで

テーマを持ちながら続けていく予定です


まずは「はさむ、しまう、おさめる」
全4回で文具をつくります

 

1回目、紙ばさみ(→
2回目、差し込みファイル(→
3回目、ポケットアルバム(→

そして、4回目は

1〜3回目の内容を踏まえて

自分のつくりたいものをつくります

 

毎回、クラブ後に少しづつ相談しながら

ラストに備えてました
 

さて、どんなものになったでしょう













 

 

 

・・・

 

まず、お一人目
3回目のポケットアルバムの技術を復習しながら
サイズはA4のプリントが入る大きさでつくろう!
ということで
事前にボール紙カット、内貼り紙のカット、
穴開けのガイドをつくってきたりと、

準備万端でスタート


できあがり


アドバイスは、ほんの少しだけ
エンボスで絵を嵌めこんだり
中身のポケットや貼り込み台紙など
自分が使いやすいように
きっちりと復習しながら、できあがりました◎
(手製本のテキストを収めてくれました!)

このポケットアルバムの綴じは
タケットバインディング
という金具を使わず糸で留めるもの
綴じ、というより、留め、なんです
壊れたとしても直しやすいと思いますので
ボロボロになるまで使ってみてください









・・・

こちらの方は

1回目の紙ばさみと

2回目差し込みファイルの内容を組み合わせた

三つ折りファイルをつくりたい!

ということで

事前に簡単な試作などして、図面もばっちり

あとは、つくってみる!

 


できあがり


2回目の差し込みファイルづくりでは
四ツ目綴じをやりましたが、

『はじめて手でつくる本』に載っているように
亀甲と康煕を混ぜた↑このような綴じでやりたい
ということで、こちらはアドバイスというよりも
レッスンをしながら綴じました

背幅の部分などは試作をしていたのでばっちり
これも1回目の紙ばさみからの応用です

A4サイズのプリントを差し込んで、
三つ折りができるファイル、です

 


このプリントは
会場のkuuramoさんで開催されている
文芸部の会報?のようなもの
手製本クラブをきっかけに入部したとのこと!
いいですね



変わった柄の紙はオリジナルの消しごむハンコ
マンホールにある模様の柄らしい・・・!


 

三つ折りなのでスッキリした大きさで、
クラッチバックみたいにもなります^^


 

 


それから、前回のポケットアルバム
糸の長さを整えて、仕上げてきてくれました
このクロスも、消しゴムはんこのオリジナル
タイトルがあると締まりますね











・・・
そして、こちらの方は、、、
なんと、額縁!
差し込みフレームをつくりました!

2回目につくった差し込みファイル
サッと差し込み、パッと外す、
そんな差し込み部分が特徴なのですが、
それを活かしました


絵を描いているということなので
こんなフレームもあってもいいかも、
と、思いついたそうです


できあがり

上下に差し込み部分があります



絵を入れると・・・!
しっかり、額装になりました、すごい〜

サイズを変えてつくると

フォトフレームにもなりますね◎

いろいろできそう

まさか額縁ができるとは思わなかったので

挟める部分をお伝えしてよかった!なあ

広がっていくの、おもしろいです


 

 


壁に飾ることができるように裏に紐もつけました◎










・・・

こちらの方は、
1回目の紙ばさみ、3回目のポケットアルバム

2つの内容を取り入れつつ、

コーネル装で仕上げました



できあがり




背表紙にはハトメで穴を開け

一折中綴じで台紙やファイルを挟めるように!
見返し部分にポケットをつけて、紙ばさみに




そして、、、

これで完成ではなかった!
ご自宅で、留め具もつくったとのことで
こちらの写真を送ってくれました


真田紐とカシメを組み合わせた留め具です
これで中身が飛び出しにくくなりますね
 



 


全4回の最終回を自由制作にする、
という試みは初めてだったので
どうなるか?楽しみでした


つくりたい!という強い気持ち

それだけではうまくできない場合もあります

「はさむ、しまう、おさめる」

という機能をつくるために

手製本の技術や考え方を身につけて
さいごに、ドドーンと

つくりたい!つくることができる!

解き放ってくれました


ご参加いただいた皆さま
高円寺ブックカフェkuutamoさま
ありがとうございました
 

 

 

 

 


・・
ブックなの?ブングなの?ヨンネ手製本クラブは
おなじテーマ「はさむ、しまう、おさめる」で
9月から、また開催します


自由制作は不安だなぁという方、
復習して同じものをつくるのも
技術アップになりますし

つくりたいものがある方は

きちんとアドバイスします!

文具好き、紙好き、布好き、もちろん手製本好き
いろんな方のご参加、お待ちしております
詳細はこちらへ(→

 




・・・

 

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| 講座やワークショップの様子 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
花布綴じ付け、花布編みの手製本講座でした






7月の手製本講座は花布に注目

*花布綴じ付け
 裏打ちクロスでつくった花布を綴じ付けるタイプ

*花布編み
 本来の花布である編み込むようにつくるタイプ







・・・


講座前日の準備、
糸かがりの中身に見返し、寒冷紗をつけて
ノリが乾いた状態にしておきます




糸はテマリシャスさんの草木染め糸を使います◎



 

 

 




・・・
花布綴じ付け

裏打ちクロスに芯材糸をはさみ
花布をつくります
その花布を1本の糸を使って
本文の折丁ノドに渡すように
綴じ付けていきます
















必ず、表紙はつけてください
背が丸見えは、危険です



とはいえ、背側から見た花布、愛おしいです









・・・
花布編み

1本の芯材糸と、2色の色糸を使って
折丁に編み込むようにつくる
花布編みのベーシックなつくりかたです

花布は本来、丈夫にするという役割がありました
市販の花布をペタッとつけるだけでも
すこしは天地を保護する機能はありますが
古い本では剥がれてきているものも多いです
糸かがりの中身に編み込むことで
外れることなく、しっかりと天地を守ります



 

 























きれいに編むことができると、背も美しいです

(必ず表紙はつけてくださいね)




花布は、
本をつくる上で無くてはならないもの
というわけではないです、今では・・


でも、なぜ花布がついているのか
装飾だけではなく、丈夫にする役目がある

ということや、

糸かがりでないと花布は編むことができない

つまり、本はみんな糸かがりだった

ということなど、
花布を自分の手で編むことで
本の歴史に触れつつ、

本づくりをより楽しむことができます

本の修理をする時にも
本の天地にささやかな色を添えるアートブックにも
花布綴じ付け、花布編みを、ぜひ**


花布は、英語で「headband」なので
「花」と訳した人に拍手です
名訳だと思う・・・!







 

 

 

 

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| 講座やワークショップの様子 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
はじめてみよう手製本、手製本ワークショップ2本立て、でした




7月の三連休最終日

武蔵野プレイスで開催中の
プレイスフェスタも最終日

●はじめてみよう手製本
・オリジナルノートづくりから本の構造を知ろう
・お気に入りの文庫本をハードカバーに改装しよう
2本立てにて、図書館ワークショップでした

 



 


まさに老若男女、という感じで
青少年から年配の方まで、男性も割合多めで
幅広くご参加いただきました

 

 


・・・
ノートづくりは、一折中綴じにて
一折、という本の中身を構成する単位を知りながら
シンプルなノートができあがる、というもの


ノートをつくったあとは、
一折が重なってどう綴じられるか、
無線綴じ、あじろ綴じ、平綴じ、糸かがり
ソフトカバー、ハードカバー
本の構造、綴じを中心に
図書館にある本を観察しました

これはどうだろ?と
皆さんが本を介して交流されていて
嬉しい瞬間がたくさんありました
 

 

 


・・・
文庫本をハードカバーに改装する、
お気に入りの文庫本を持ってきていただき
布装の上製本に仕立て直す、というもの


ソフトカバーをハードカバーに
自分の手でつくり替えることで
本の構造をより深く知ることができます

ハードカバーの本に仕上がった時の
華やぐような表情!よかったです◎




 

 

手製本を通じて本を別の視点から知り

本との新しい関係性ができることで

図書館をさらに楽しんでいただければ嬉しいです


ご参加いただいた皆さま
武蔵野プレイスのスタッフの皆さま
ありがとうございました!!


 

 

 

 

 

 

・・・

 

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| 講座やワークショップの様子 | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
越前和紙の旅

 


 

 

6月下旬のことです

福井へ行ってきました

 

 

 

なぜ、福井か・・・

福井が気になっていた理由、主に2つ

 

・墨流しの伝統工芸士さんがいる

「墨流し」和風マーブリング(→

墨汁を水に垂らし、風の動き、

水の流れで動く墨汁の模様を写し取る技法
 

 

・やきとりの名門 秋吉の本店がある

「秋吉」個人的によく行く焼き鳥屋(→

どこにでもあるようでどこにもない、

美味しい焼き鳥と雰囲気がいいんです!

 

この2つの理由に、

今年になってもう1つ加わりました

越前和紙特有のひっかけ技法(理由はこれ→


 

 

 

よーし!

これは行くしかないですね

 

 






 

 

 

 

・・・
 

 

というわけで、福井着

 



改札を出る前に、モダンなレリーフが!
漆芸家、盒鏡疣佐峠ず酩覆箸里海







恐竜もお出迎え・・?

 

 



いや、これ、動くんですよ、、、

 長い駅舎の壁もすべて恐竜!




こんなのも

駅周りの恐竜推し、すごい
ぐいぐいと迫られました




そして駅前に、秋吉!
さすがです福井(ここは本店じゃないです)


 

 



路面電車





勝木書店
地元に愛される品揃えの良い大型書店という感じ
郷土、福井出身作家もの、しっかり推していました





気になる喫茶もチラホラ




 

 




シャッター商店街?
平日だったから閉まっている感じ
看板から元気な商店街だというのは明らか


この新栄商店街にある「わおん書房」さん、
行きたかったのですがお休みの日でした










駅前にあった古書店、好文堂
よきよき!



地方の資料は地方で探す
『ふくいの工芸』購入しました




 

 

 

 

 



・・・・

さて、ここからが本題

事前調べ
・越前和紙の里(→)をチェック
・墨流しの体験WS、伝統工芸士さんが入院中
・ひっかけ和紙は工房独特のもので

 詳細は教えてもらえず

まあ要は特に何も分からなかったので
とにかく越前和紙の里へ行けば
資料とか展示があるかもだし、
ひっかけ和紙を何か買えればいいし
行ってみなけりゃわからない!

と家を出たのでした

福井駅前の観光案内所でマップをもらうと
「越前和紙の里へ行かれるのであれば
大瀧神社にも行かれるといいですよ」
と教えていただきました
「紙の神様」が祀られているとのこと
ここはノーチェックだったので
それは最初に行かないと、、!です




ここまでが1日目のお話




・・・

次の日の早朝

紙の神様にお詣りするところからスタート

福井ではなく、武生駅まで動きます

そこからバス(本数少ないので注意)
 

 

 


マンホールが、紙漉き!





人っ子ひとり居ません
静まりかえった鳥居前、

杉などの大木から見下ろされ、
別世界のよう、、神聖さが迫ってきます







ここから入った本殿が素晴らしかった
古い柱や彫刻、

屋根の複雑な重なり(それが特徴らしい)
これは神様いるぞ…!
気持ちが波立ち、本当にそう思えました
なんとなく写真をパシャパシャと撮れず、これだけ

 

大瀧神社岡太神社こんなサイトありました→
 

 



で、ここは下宮ということで
上宮である奥の院があるらしい
山道30分ほど、らしい


行ってみよう、と歩き始めると・・

 






、、、熊!? 





熊って出会っちゃうものなの?
せっかくここまで来たので

熊に若干引っかかりつつも
少しづつ山道を登り始めました
すでにその山道が修験道みたいな感じだったので
じわじわと不安が増えていくなか
前方の木々の間で

ガサガサっと黒い塊が走り去って行き!

私は硬直!そして後退り!
え、あれが熊なの?
さすがに無理、、奥の院は諦めることに…

(あとで聞いたところでは

イノシシとかサルもいるみたい)



紙の神様、紙祖神は
川上御前という女性の神様

この村里は田や畑が足りなくて

さぞや生活に困るであろう。
しかし、この村は清らかな水には恵まれている。

これからはその水で紙を漉いて生活を立てるがよい

 

「紙を漉くといいよ!」

なんてカッコいい伝説なの







何も調べてないおかげで
おお!そうなんだ〜と
高ぶりつつ、

奥の院はすっぱり諦めて

越前和紙の里まで歩いていると
あちらこちらに製紙所がある







そして!紙の神様の恩恵なのか
こんな看板が出ている場所がありました


 



和紙がいろいろ!
ひっかけ和紙も!!!
迷いなく足を踏み入れると
奥で作業されている女性が会釈してくれました◎
と同時に、車が入ってきて、、
柳瀬良三さん、この製紙所の社長さん
お話をすることができました




 

 


ひっかけ和紙の技法について、
ひっかけの金型について、
丁寧に教えていただくことができました
金型の現物まで見せていただきました!!
金型はすべて手作りだそうです
写真はNGなので、
金型・・・?と思った方は
こちら、ひっかけ技法について参照を→


「和紙の原料である繊維を金型にひっかけて
地紙に被せるように乗せて漉き合わせる」
ふむふむ、です
ひっかけ和紙を見たときに
落水紙っぽいけど
このきちんとした模様は何だろう?
と思った疑問も解決しました


そして!!
柳瀬良三製紙所さんの見学だけでなく
他の製紙所さんまで案内していただきました

・やなせ和紙(→
襖紙などの大判の紙を漉いている製紙所
大きな漉き舟の中にこれまた大きな簀桁を
女性二人がかりで息を合わせて漉いていました
「水と遊んでいるだけ」笑顔の言葉が忘れらません

また、加工製品として

石のようなコロンとした箱も見せていただきました
手作業だからこその温かみのある箱です
harukami(→

・長田製紙所(→
こちらも襖紙の老舗ということで
本当に大きな大きな簀桁がありました
カラフルに染色された和紙の繊維を
漉き込んだ華やかな模様紙や
もみ紙なども製紙されていて
アート作品、灯りなどのインテリア、
かわいい小物もたくさんありました

・柳瀬良三製紙所(→
とにかく良三さんが優しくて熱い!
私のような急に訪ねた人間に
丁寧にお話してくれるのです
お仕事の邪魔にならないかなぁ
と心配になりつつ、
嬉しくなっていろいろお伺いしてしまいました
ちょうどトロロアオイの生産が無くなる
というニュースがあったりしたので
そのことも尋ねてみると
ここ大滝町でも栽培を始めてみてるところ!
というお話だったり
和紙づくりはどんどん売れるような
ウナギ登りの産業ではないけれど、
ずっと続いていた伝統工芸であり伝統技術、
止めてしまえばそれまでだけど
続ければ、続けることができる!

 

5月には紙の神様の盛大なお祭りがあって

あの奥の院から下宮まで神様を神輿でお迎えし、

何日間か神様は集落を廻って

また奥の院へ戻っていく

このお祭に来るといいよーとのこと



柳瀬良三製紙所さんの
手漉きひっかけ和紙は
ただただ、ため息の出る美しさ
和紙を漉く工程で、和紙の原料である繊維を
金型にひっかけ載せて模様をつくる
無理のない自然の美しさ
漉いている時の水の艶やかさをそのまま写し取って
密やかに残っているような「ひっかけ」
光り、輝いています*****




本当に、ありがとうございました!!










何気ない静かな道とお家のように見えますが
ほとんど製紙所さんなんですよね












・・

そしてやっと?やってきた、
越前和紙の里(→
ここで勉強しようと思っていたけど
すでに深い予習が終わっていました

ここは復習エリアということで





・紙の文化博物館
和紙にまつわる図書が揃っていて、
いろいろな和紙のサンプルがずらりと
2階の展示室では、紙漉き道具など貴重な資料、
伝統工芸士の紹介など、パネルには柳瀬さんの姿が






なんか漉き道具に見えてきちゃう


 

 



・卯立の工芸館
移築復元した紙漉き家屋
伝統工芸士さんが、紙漉きの手順を教えてくれます
流し漉きと溜め漉きの違い、分かりました(→



そう、流し好きと溜め漉き・・・

今さらながら気付いたのですが
「和紙」「和本」といっても
もともと中国からの技術だし?

とぼんやり思っていました
でも!流し漉きは日本だけの技術なんだと分かり

ということはやっぱり「和」紙、なんだなって
japanise bindingで人気の和本についても

和紙を使っているということで「和本」かな、と

 

 


ミツマタ




・パピルス館
和紙漉き体験ができたり

和紙や和小物の販売がありました

・越前和紙うめ田
品揃え豊富、手漉きではないけど
ひっかけ和紙を買うことができました

・よってこ
食事処、福井名物おろし蕎麦をいただきました


いやいや、大満足の越前和紙さん

紙の神様、ありがとうございました

 

 

 

 

 

 


・・・・
で、
まだ時間ある!
かこさとし絵本館へ駆け付け



わわ、だるまちゃーん
と、てんぐちゃん!




けんぱ、けんぱ、けんけんぱ!





ウキウキして、到着



 

 

 


臨時休館日!でした・・・泣







 

 




・・・

旅、
というよりも家出、
交通手段と宿だけ決めて
あまり計画し過ぎないのが好きです
でも、もっと調べておけばよかった
と思うこともたまにある…

でもやっぱり、歩いて探したり
発見する楽しさが、おもしろい


今回は、ここ…!
moji(→

 


 

宿の近くにあって、前を通りかかりました
これは!!
お店って気付かないぐらい静かな佇まい
でもそのさりげない外観にセンスが滲み出てます
入ってみました、カフェです
いや、ほんと、近所にあったらなー

空間を贅沢に使った店内、

家の窓も框景になるのかという感動
市街から離れてますけど、ぜひ
あの路面電車(福井鉄道)に乗って
赤十字前駅で下車です

 

 

 



 

 

 

 

 

・・・

*本の修理と手製本のお問い合せについて→
*手製本講座やワークショップのお知らせ→

*『はじめて手でつくる本』ヨンネ著 発売中→

 

 

 

 

 

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ブックなの?ブングなの?ヨンネ手製本クラブ「はさむ、しまう、おさめる」(全4回) at アトリエ・ハコ(西荻窪)

 


・・お知らせ・・・
 

ブックなの?ブングなの?
ヨンネ手製本クラブ

秋からもやります

 

内容は、春夏に開催した

はさむ、しまう、おさめる、です(→

 



 

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 ブックなの?ブングなの?

 ヨンネ手製本クラブ

「はさむ、しまう、おさめる」(全4回)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日程:9月22日(日)
   10月20日(日)
   11月17日(日)
   12月15日(日)
いづれも 14:30〜17:30

参加費:18000円(4回分)


場所:アトリエ・ハコ(→

   杉並区西荻南3-8-19 ヤマイチビル3F
         tel 03-5941-6474

 
持ち物:初回はなし、 

   2回目から持参可能

 

定員:6名様(残席2名様です 8/17現在)



「はさむ、しまう、おさめる」
本ができるには、中身と表紙が必要です
中身をつくらず表紙だけをつくると
中身には、はさむ、しまう、おさめる
ファイルやアルバムをつくることができます


第1回 紙ばさみファイル
表紙だけをつくり、挟む分の厚みを考慮し
ゴムの留め具をつけて作る、紙ばさみファイル
    
第2回 差し込みファイル

挟むだけではなく、ノドに差し込み部をつくり
四ツ目綴じで仕上げる、差し込みファイル

第3回 ポケットアルバム
表紙だけをつくり、市販のクリアポケットを
タケットバインディングというシンプルな綴じで
固定する、ポケットアルバム

第4回 自由につくる
それまでの3回を踏まえて
自分なりにアレンジし新しいブングをつくる
それまでの復習でもう1度つくる、など
自由につくる時間です
こういうものが作りたいという質問に
事前に回答してアドバイスします
やってみたいこと!復習しなきゃ!
最後の回でチャレンジしてみましょう

 






 

 

本になっちゃいけないものなんて

ないんじゃないかしら?

ヨンネ手製本クラブ

こちらも、9月-12月あります(→

 

 

 

 

・・・


申し込み、お問い合わせ
mail にて→ヨンネまでお願いします
info@yon-ne.com

 

件名に、ブックなの?ブングなの??
内容に、お名前お電話番号
明記してください

 

 

※3日以内に返信します

もし返信がない場合にはエラーの可能性があるので

お手数ですが改めてメールをお送りください

 

 

 

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*『はじめて手でつくる本』ヨンネ著 発売中→




 

 

 

 

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